ここでは「33歳で手取り22万円の僕が1億円貯められた理由」の説明や紹介をしています。
この記事の結論は「世界経済に投資する事でお金を増やす事が出来る」です。
では著者がどうやってお金を貯めたのかを紹介します。
目次
会社は守ってくれなかった
著者の井上さんは、ある会社の営業をやっているサラリーマンでした。
しかし残業をした帰りに車にはね飛ばされ、一命は取り留めたものの、身体はほぼ動かない状態になりました。

そんな状態で無価値となった井上さんはリストラされてしまいます。
何かあったら会社が助けてくれると思っていましたが、実際は捨てられた事から「何の為に働くか」をずっと考え続けました。
私自身もブラック企業で精神も体も壊しましたが、会社は守ってくれません。
当時新入社員だった私に先輩が「会社が守ってくれないから自分の身は自分で守るしかない」と言ったのは今でも覚えています。
会社に頼らず、自力で稼ぐ方法の模索
井上さんはリハビリを続けた結果、数年後には身体が自由に動くようにはなりましたが、肉体労働が出来ない状態でした。
そこで自分が動かなくても、お金を稼げる方法を模索しました。
「デイトレード」「アフィリエイト」等に手を出し、情報収集をして様々な事を勉強して試してみたそうです。
しかし、そのどちらも上手くいかず、デイトレードに関しては最初こそ儲けてていたものの、最終的100万円の損をしました。
アフィリエイトに関しては続ける事が出来なかったそうです。
人には向き不向きがあり、挑戦するには時間もお金も必要ですね。
様々な挑戦をし、そこから自分のやりたい事や得意な事を模索するのは良い事です。
しかし現実的な問題として、挑戦するにも時間とお金が必要になってきますね。
お金が無ければ挑戦出来ない
こんな状態になった井上さんが挑戦し続けてるには、実は資産が2000万あったからです。
なぜ33歳で手取り22万なのに2000万円もあったのでしょう?
世界経済に投資すればお金が増える?

井上さんは大学3年生の頃、ある記事を目にしました。
それは「世界の人口が66億人を超えた」という内容でした。
そして記事には「人口の増加に比例して世界のGDP増え続けている」とも書かれていました。
GDPとはgross domestic productの略であり、国内総生産の事です。
一定期間内に国内で生み出されたモノやサービスの付加価値のことで、簡単に言うとお金の総量です。
人口が増えれば、働く人・サービスの消費量が増え、お金の流通量が増えるという事です。
・本著に乗っていた図はこちら
1985年 | 2005年 | 2015年 | 2050年 | |
世界の人口 | 48億人 | 66億人 | 73億人 | 96億人 |
世界のGDP | 13兆ドル | 47兆ドル | 74兆ドル | 250兆ドル? |
現実にはコロナショックがあり、これの予想通りとはいきませんが、基本的に世界の人口は増え続け、世界のお金は増えるという事になります。
つまり世界経済に投資すればお金が増えるという結論になります。
これに気が付いた井上さんは、新入社員時代から入ってくる給料の生活費以外を世界経済に投資していたのです。
給料から元手を作り、投資をする
井上さんは毎月決めた日に一定の金額の世界経済に投資するという、積立を開始しました。
そこで考えたのがまず節約、元手が無いと投資は出来ないからです。
様々な出費を節約し、結果毎月10万円を投資するという行動に出ました。
その結果、33歳の時点で資産2000万を築き上げたという内容です。
ここで私が感じた事は、「新入社員の手取りから10万円を投資に使う」というのは普通の人には非常に難しい行動と決断です。
なので実際に真似する場合は、3~5万など自分に無理の無い投資にしましょう。
投資信託を買う
井上さんはSBI証券口座を開き、投資信託を毎月購入する事にしました。
・投資信託とは、株や債券をまとめた「世界経済セット」の様なもので、買うだけで分散投資が出来る物です。
売っている種類も様々で、「アメリカ株セット」「日本株セット」もあります。
井上さんは世界経済インデックスファンドの毎月購入を数十年しています。

予想通り世界の人口は増え続け、株価は上昇し、資産は増え続けたという事です。
この投資信託は元本を保証するものでは無く、暴落する時は勿論あります。
しかしリーマンショックやコロナショックによる暴落があっても、最終的には回復し、世界のお金は増え続けているのです。
長期的な視点であれば、世界は成長し続けているので、早い段階で投資をしておいた方が良いと思います。
実際世界中の経済が完全にダメになるなんて、地球に大量の巨大な隕石が降り注いだ時ぐらいでしょう。
その時は綺麗サッパリ諦めるしかありませんが、そういう事を考えていてはキリがありません。
・私は楽天証券を使っています。
楽でつまらない投資
この方法は長い間にゆっくりと時間をかけて増やし続ける投資です。
毎日株価をチェックする事も必要も無く、増える速度も遅い為、一気に稼ぎたい!といった思想とはかけ離れています。
その為、あまり考えずに積立して放置するのが楽です。
この本では世界経済インデックスファンドに投資していますが、現在はS&P500等、投資するモノのセオリーが変わっています。
投資は自己責任でやるものなので、事前に下調べをしましょう。
実際に株をやり始めると、放置するというは結構難しいです。
株価が気になって不安な気持ちになってしまうので、鋼の意思が必要です。
最後に
この本の一番の言いたい事は投資信託をし続けると、資産が増え続けるという内容です。
日本人の殆どは投資や株に関しては知らずに、何となくギャンブルみたいなモノだと感じています。
投資とは何なのか?学校では教えてくれないお金の勉強をする事で見えてくる世界があります。
その辺りは「お金の大学」に詳しく載っているので、興味がある方は勉強してみましょう。
井上さんは結局どうなったかと言うと、不動産投資を勉強し、投資信託と不動産投資でお金を稼ぐ事にしています。
その辺りが詳しく知りたい方は本を実際に呼んで確かめてみましょう。