本記事の内容
- 自分の領域を守る事で、楽に生きる事が出来る。
- どう行動するかは、こちらの自由であり、責任もある。
- 人間関係を見直し、NOが言える様にする。
この記事の結論は「他人と自分の境界線を守り、自分の物語を生きる」です。
では他人と自分との境界線とは?自分の物語とは?
目次
自分の領域を守る事で生き辛さから解放される
見えていませんが、他人と自分の間には境界線があります。
そして「自分が責任をもって守るべき領域」と「他人が責任をもって守るべき領域」で分かれています。
思考、身体、生活、人生等は自分が守るべき領域です。
他人に立ち入らせたり、責任やコントロール権を投げたりしてはいけません。
また親しい友人や家族であっても、そこは侵害しても、されてもいけないものです。
しかし実際には自分の領域に侵害してくる人は、多く存在しています。
これを「ラインオーバー」といっており、それをされた場合は自分で領域を守らなければなりません。
こんなのがラインオーバー
「こんなことは常識だ」「男or女なのに、恥ずかしい」「お前は使えない」「才能がない」
これは相手をコントロールしようとしたり、価値観を一方的に決めつける行為であり、立派なラインオーバーです。
こちらがどう行動するかは、こちらの自由であり、責任もこちらが持つものです。
ブラック企業で良く使われる「おまえは使えない」を真に受けてしまいました。
私自身もこういった行為に対して「自分がラインオーバーされている」と気付いていないのも悪い部分だと思っています。
これに気付かないと他人に価値観に縛られて、生き辛さを抱えてしまうので、自分の領域を守る事に気を付けます。
人間関係の見直し
ラインオーバーしていない人間関係とは、対等なものです。
自分が一緒にいて「心地よい」と感じる人は、自分の価値観を押し付けたり捻じ曲げたりしません。
何かモヤモヤとした不快なものを感じたりする場合は、きちんと見直しましょう。
自分にとって好ましくない関係性やルールには、少しずつ心の中で「NO」を付きつけましょう。
また職場関係でどうやっても自分の領域を守れない場合もあります。
領域が守れない場合は、退職や転職をするという選択肢を早めに持ちましょう。

不快な思いをしながら「自分が悪いのかも?」と思っていると、どんどん領域が侵害されていました。
ギブ&テイクでも書かれていましたが、他人をコントロールしようとしたり、自由を奪い取る人はいます。
そういう人を見抜き、「距離を取る」「NOを突き付ける」等をして、自分を守らないと疲弊してしまいます。
言いなれない言葉や態度をするのが難しいのは良く分かります。
しかし自分の為に、自分を守る為に、今一度見直してみましょう。
合わない物にNOを付きつけ、自分の物語を生きる
人それぞれ、自分のルールがあり、物語があります。
こうすれば「自分のルールで生きれる」「明日から自分の物語を生きる」といってもいきなり出来る訳がありません。
しかし「ルールを探す」という行為を始めなければいつまで経っても見つかる事もないでしょう。
じゃあどうすれば良いのか?
まずは自分が「嫌だ」「苦手だ」と感じるものを整理して、NOを突き付ける。
勿論、全ての不快な事にNOを突き付けるは事は出来ないし、わがままに振る舞って自分の思い通りにする事でもありません。
それはそれで他人のラインオーバーになってしまうでしょう。
しかし嫌な事を整理していけば、その先に自分のやりたいこと、自分のルール、そして自分の物語が見えてくると思います。
おそらくあなたは今、多くの時間を他人のルールの為に割いているのではないでしょうか?
嫌な事を遠ざけ、「自分を喜ばす事に時間とエネルギーを使う」そうすれば自分に合うもの、やりたい事がなんとなくわかってくるはずです。
会社で「人が良さそうだ」と思われたのか、他人の仕事を押し付けられて終電帰りばかりでした。
もう少し自分の為の行動が早ければと後悔しています。
野生の感覚を上手く活用しよう!

特に理由は分からないが、何となく「不快」「吐き気」「原因不明の頭痛」等がありますよね?
これは苦手な物に対して「身体が出しているシグナル」であり、それに対して身体は正直に反応しているのです。
身体に備わっている神経系のセンサーは優秀で、その環境が自分にとって「危険な場所」「不快な場所」だと判断した時に、拒否反応として出ます。
この「野生の感覚」を上手く活用し、磨く事が出来れば、「合うもの」「合わないもの」を何となく判断出来る様になります。
「合う」「合わない」は体感時間で判断できる
身体の拒否反応だけで判断するには、難しい場面も多いと思います。(具合が悪いだけかもしれません)
そこで「体感時間が長いかどうか」で判断しましょう。

例えば同じ1時間でも、好きな事と嫌な事では、時間の経つ感じ方が全く違いますよね?
好きな事や楽しい事をしていれば、「もう1時間経ってる」と感じます。
しかし嫌な事を嫌々していれば、時計を度々見て「まだ5分しか経ってない」と思うはずです。
この体感時間の感じ方で、「合う」「合わない」が判別し易いので、覚えておきましょう。
最後に
今、自分が「我慢して生きているな」と思う方に本署はオススメです。
自分の領域をしっかりと守れている方には必要ない本です。
しかし他人の目を気にすぎて嫌いな事をしている、他人に嫌われるor自分が傷つくのを恐れて言われた通りにしている。
色々と自分を閉ざして生きている方が多いのではないでしょうか?
「自分のやりたい事をやる」というのはハードルが高いですが、嫌な事や苦手な人とは距離を取るのは大切な事です。
本著には、NOの突きつけ方等、細かい部分が数多く載せられています。
「自分に必要だな」と思ったら本著を読み、少しでも苦しみを遠ざけ、自分の領域を守ってください。